ブルーベリーの花 拡大写真

遠藤やすひろ

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日々是ものづくり

ブルーベリー まとめ

 ちょっと遅くなりましたが、初年度のブルーベリー収穫結果をご報告いたします。まぁ、収穫と言っても所詮2年生ですから、たかがしれているのですが、それはそれとして一応まとめておきます。

◎収穫期間:6/13~7/1

◎品種:
(1) デューク (Duke)
(2) ポラリス (Polaris)※
(3) スパルタン (Spartan)
(4) パトリオット (Patriot)
(5) ブルークロップ (Blue Crop)
(6) ブリジッタ (Brigitta)※

※今年植えたブルーベリーは。上記の通り6品種6本ですが、(2)ポラリスと(6)ブリジッタは結実が少なく、しかも鳥に食べられてしまい、まともに収穫できなかったので、今回の報告からは外させていただきます。

◎測定項目
(1)直径(完全な球体ではなくバラツキがあるので、軸に垂直な面で3ヶ所測定しその平均をとる)
(2)重さ
(3)糖度(Brix)

使用した機器は以下のとおりです。
・ノギス
・秤(タニタ製 KD-320)
・糖度計(アタゴ製 PAL-1、果汁採取用搾り器を使用)

床に測定機器が並べられている、秤、糖度計、果汁採取用搾り器、ノギス

◎収穫数と各測定結果

収穫数と各測定結果表

・収穫数は、偶然にも4品種ともほぼ同数。
・収穫時期は、(5)ブルークロップが若干遅めだが、これはその他の3品種が早生品種のため。
・平均直径は、(4)パトリオット以外は16mm台。傾向的に収穫時期が遅くなるにつれて小さくなっているが、これは私自身、ブルーベリーの収穫が初めてだったため、径の小さい実が大きくなるかと期待して、収穫を遅らせてしまったことも影響している。(結果的に、実は色付き始めたらほとんどサイズは変わらない)
・平均重さは、傾向的に平均直径に比例している。
・平均糖度は、(3)スパルタンが他よりも2%前後高い値を示している。

◎分布図から読み取れる傾向

 次に、品種ごとに収穫された実の分布を見てみましょう。グラフは「重さ」を横軸におき、それに対して「直径」と「糖度」の分布を示しています。
 まずは(1)デュークから。

デューク 直径と糖度のグラフ

 重さと直径はきれいに比例しています。直径20mmを越える実もありますが、平均値周辺に多く分布しています。一方、糖度について、表にははっきりと表れてませんでしたが、グラフを見ると、そのバラツキが大きいことがわかります。重さが1.5g以下の小さい実でも10%以上のものが多くある一方で、(大きく)重い実でも平均値に届かないものもありました。

 次に(1)デュークと平均の直径、重さ、糖度が、ほぼ同等の(5)ブルークロップを見てみましょう。

ブルークロップ 直径と糖度のグラフ

 デュークとの違いは一目瞭然ですね。サイズも糖度も非常に均質であることがわかります。一部、小さい実で糖度の低いものが見られますが、サイズの違いによる糖度のバラツキは少ないです。ブルークロップは全世界的に見ると、ブルーベリーの主要品種のひとつだとか。このような均質な品種の方が、農業的には扱いやすいのかもしれませんね。

 次は(4)パトリオット。

パトリオット 直径と糖度のグラフ

 バラツキはあるものの全体的な傾向としては、サイズが大きくなれば糖度も上がっています。これは他の品種には見られなかった傾向です。粒の小さいデュークは甘いものもあるが、粒の小さいパトリオットで甘いものはない、、、ということでしょうか。

 最後は(3)スパルタンです。他の品種よりも平均で2%も糖度が高いその分布はどうなっているのでしょうか。

スパルタン 直径と糖度のグラフ

さすがに優秀!ほぼ全てが糖度10~15%の間に分布してます。サイズ(直径、重さとも)はかなり幅を持って分布してますが、糖度の分布にその関連性はみられません。

 以上が栽培初年度の結果です。結実数も僅かだし、まだまだ個体によるバラツキも多いでしょうから、あくまでも参考値です。収穫時期も結構適当でしたから。本来ならば、色付いてから収穫日までの日数も調べて、測定結果とリンクさせるとよいのですが、毎日観察できるわけではないので、そこまでは無理かな。。。
 ま、不十分ながらも調べてみることで、いろいろと面白い傾向が見えてきます。来年以降この傾向がどのように変わってくるのか、それともそのままなのか、興味深いところですね。
 とりあえず、花も実も(たぶん紅葉も)素晴らしい「スパルタン」の将来が楽しみです(^^) 

ブルーベリーの花

 次回もお楽しみに!